メキシコ・エンセナダから、シェフ オマール氏が来日しました。
私にとってエンセナダは、料理人生の原点。
20年以上関わり続けてきた、第二の故郷のような場所です。
今回の来日は、共同レシピ開発の可能性を探るための打ち合わせ。
正式な契約や業務開始ではありません。
あくまで、互いの思想と未来を確かめ合うための時間でした。
それでも、この時間には確かな熱がありました。
🔥 和の旨味 × メキシコの技法
味噌、醤油、みりん、出汁。
日本が誇る発酵文化と旨味の深さ。
そしてメキシコ料理の、チリの設計、炭火の扱い、サルサの重なり。
「もし、この二つを本気で融合させたらどうなるのか。」
その問いを持って、実際にキッチンに立ちました。
試験的な調理。
意見交換。
時には議論。
味は国境を越えます。
しかし、越えるには覚悟がいる。
単なる“フュージョン”ではなく、
文化への敬意を持った融合ができるかどうか。
そこを確かめる時間でした。
🤝 契約よりも大切なこと
正直に言います。
契約が決まっているわけではありません。
今はまだ、可能性を探っている段階です。
でも、それでいい。
料理はスピードではなく、深さ。
関係も同じです。
本当に価値あるものをつくるなら、
思想が重ならなければ意味がない。
今回の来日は、技術確認というより、
「未来を共有できるか」の確認でした。
🌎 もし実現するなら
もしこのプロジェクトが正式に動き出せば、
それは単なる新メニューではありません。
和の調味料の優位性を活かし、
メキシコの技法で再構築する。
日本人の感性に寄り添いながら、
本場の魂を宿す料理。
それはきっと、
これまでにない挑戦になります。
🌮 BEAT TACOSの根っこ
私がメキシコで学んだのは、技術だけではありません。
食卓を囲む文化。
家族が自然と集まる空気。
料理の向こうにある団欒。
その思想が、BEAT TACOSの根っこです。
今回の打ち合わせも、
その延長線上にあります。
ただ“売れる商品”をつくるのではない。
文化を届ける料理をつくれるかどうか。
そこに本気で向き合っています。
🚩 これから
現段階では、契約は未定。
あくまで両社の打ち合わせです。
ですが、可能性は確かに感じています。
焦らず、妥協せず、
本当に意味のある形にできるかどうか。
それを見極めながら、進んでいきます。
また進展があれば、正直にお伝えします。
料理は国境を越える。
でも、越えるには覚悟がいる。
その覚悟を持って、
私たちは次の一歩を考えています。